32歳独身男性メーカー勤務の援デリ体験記

「援デリってどう思う?」 出会ったばかりの女になぜいきなりそんなことを聞かれなければならないのか、非常に不思議だった。
確かに彼女とは出会い系サイトを通じて知り合った。
しかし、セフレ募集が蔓延しているような遊び相手探しのサイトではなく、真面目なお付き合いを斡旋しているサイトで知り合ったのだ。
彼女自身大手出版社に勤めるいわゆるお嬢様タイプなので、彼女の口から「援デリ」という単語が出ること自体、非常に違和感を感じるのだ。
僕は確かに援デリという言葉を知っていたし、過去にはセフレ募集掲示板に書き込みをしたこともある。
メーカー勤務だなんて言ってまじめぶっているけれど、その実結構な遊び人だったのだ。
そろそろ年貢を納めてもいいかなと思い登録した真面目系出会い系サイト。
そこで知り合った彼女がまさかそんなことを言うとは。
「援デリ?なにそれ。
新手のランチ?」 とりあえずとぼけてみた。
すると彼女は、 「あたしもよくわからないけど、友達にそれ言ってみなって言われたの。
遊び人かどうかわかるからって。
でもゆうくんは知らなかったから遊び人じゃないってことだよね」 あ、危なかった。
その友達ってやつはなんて余計な入れ知恵しやがるんだ。
危なくワナにひっかかるところだったじゃないか。
今後、関係が発展したらその友達にも会うことになるかもしれない。
そいつは警戒しておかなくちゃいけないな。
「ねえ、その友達,何て名前なの?」 僕は今後のことも考え、友人の名前をチェックした。